大変化の時代の幕開け

 多分、今起きている変化は従来の変化の比ではなくなりそうな予感がしている。
これから起きる事は今までに起きた事では無く、全く新しい未来の始まりになる。

Googleと一緒に成長させていただいた

 この事は初めて言う。

 ネットフロイドとグーグルの関係は実は切っても切り離せない関係の中で成長させてもらった。インターネットの収益化の創世記から現在までの推移を原体験しており、どうインターネットが変化してきたかを身をもって体験している。

この経験は今後も大きな意味を持つ。

リアル事業とサイバー事業の両方の成功体験の経験は大変貴重なはずだ。
また最大に良かった事は失敗を経験している事。
成功しか知らない奴だけは信用するなとドラッカーは言った。
それは安全な事しかしない、もしくは何もやらないからだと。リスクに立ち向かう人々は絶対に失敗を経験する。
やらなければ失敗はしない。やるから失敗する。

そこから這い上がる事の経験が最大の学習だった。とくに資本が全く無い中で立ち上がった経験は弱い人々の役に立つ筈だ。

ネットフロイドはリアルビジネス、サイバービジネスどちらも手がけられる。

 リアル事業しかやって来なかった経営者はITを理解出来ない。
ITしかやって来なかった経営者はリアルを理解出来ない。
これからはその両方の経験が役立つだろう。

 その経験の中で言えば今、インターネットは完全に次の次元に入った。

  2000年台のインターネットはまだ新しい技術産業で有り、新しい社会体験だった。ところが今はネットの無い時代を知らない世代が社会に入ってきている時代になっており、ネット自体が新しい社会体験では無くなり、社会により入り込む技術になる。

 これから社会に対するインターネット技術の多様化が始まっていく。
それと同時に淘汰も始まる。まず流行や目先の収益化を狙った方策は淘汰される。
ネットで儲かるなどという事は今後は生易しいものでは無くなる筈だ。
たとえ一時儲かっても長期的な存続にはその基盤形成が必須になるはずだ。

イタチごっこのSEO

 SEOは重要な施策ではある。しかし、SEOというサーチエンジンの上位表示を目的にしたグーグル騙しの施策がどこまで続くのかまだ見えない。それはグーグルのテクノロジーがどこまでページ内容の解析が進むか(出来るか)によるだろう。

 自然言語処理系は90年代から研究はされていた。(言語学はもっと以前。)
面白いのは文系の極めて感覚に近い文章を数学的に解析する手法がかなり進んでいるという事だ。
言語解析の技術は今後も発展を続けるだろう。特にクラウドの中では驚異的な計算式で一瞬で答えを返すようなクエリになっているだろうから騙すという行為自体が通用しなくなっていく筈だ。
 
 ただ現在のグーグルはまだ極めて騙しに弱いと言わざるを得ない。
グーグルを騙そうとする事はそんなに難しくはない。しかし、それらはいずれ淘汰される事を思うと手をだすべきでは無い。

 ネットの収益化が広まってからグーグル騙しはより拡散した。

 しかし、騙しで組織成長などさせた暁には皆が不幸になる。
騙しで利益が出ても結局は長続きはしない。それで組織をでかくした暁には利益など一瞬で吹っ飛ぶ。儲かると人は自分を勘違いする。決して自分一人の力で成し得た訳では無いのに自分には力があると錯覚する。ところが本当の力とは長く続ける事にある。一時の成功など逆に不幸だという事を知る人も多くない。そう一時の成功は逆に不幸になる。

 たとえば綺麗なオフィスを構え、会社を大きく見せる。
最新の設備を持ち、従業員も沢山などという会社は危険極まりない。
(ところがこういう事にコロット騙される人が沢山居る。会社が大きいから安心という根拠の無い安心だ。)
最新の設備、大きなオフィスを構えるという事はそれだけ固定経費が掛かるという事になる。
固定経費の創出に莫大な利益が食われる。
そうなると顧客の為のサービスでは無く、自社の利益の為のサービスになる。
それで顧客向けのサービスなど出来ない。
そうなると、どんどん顧客の幅が狭くなる。狭くなると利益が上がらない。
利益が上がらないから単価を上げる。単価を上げると無知な顧客開拓をし続けねばならない。
すると市場が小さくなる。最後、行き止まる。
会社は市場規模よりもでかくするべきでない。
特に市場規模が見えないのに会社の規模を大きくするのは経営者のエゴで有り見栄でしかない。
なので規模は追うべきでない。

 とくにマスコミやメディアは一時的に大きくなった(見える)記事ではやし立てる。
なぜか?売れるからだ。ところがマスコミやメディアは責任を全くとらない。
一時の旋風のようにワ~と風が吹いて終わる。
その後見向きもしない。そしてあらゆるものを食い散らかして自らも食いつぶしている。

決して騙しや一時の流行で組織成長を指せるべきでは無いが主義になった。
苦しくても正攻法でまっとうな人のためになる事を愚直に追うべきだと信じている。
経営はエゴと欲望によって自らを支配されるべきではない。

 誘惑に負けるべきでは無く、やはり利用者や社会にとって何が有益かを追う事。
それこそが長く生きる道に繋がると信じている。
 下手にSEOにお金を掛けるならリスティングにお金を払った方がよく、グーグルはそれを狙っていくようになるだろう。

 インターネットは従来の印刷業や広告産業、メディアに近いものに収斂されていく筈だ。
形態は変わる。アプリや人々への情報提供、動機付け、いわゆるインターネットの基幹としての産業は折込チラシや、雑誌等の産業に置き換わる。

 と同時に新たな産業も生み出す。
それはセンサーと結びつき医療とも結びつく筈だ。健康管理はスマホが自動的に行い、それらを自動的に医療機関か、それに変わる代替事業はもはや生まれているだろう。
 この分野は創造性がかなりある分野になる。
沢山の失敗の屍を築かねば芽も出ないだろうが確実に未来を生み出す筈だ。

 車は自動運転になり、GPSと場所の関係はより深まる。
人間の動きがスマホで検知され、勝手に情報を送ってくるようになる。
それらが世界的な変化の動きとなる筈だ。

 中国人の爆買いや爆花見などという現象もネットと格安航空会社の誕生が起こした日本への影響と言える。未来は為替の影響は大きく受けるだろうが人の移動は益々増えていく。

国家間の紛争と民族の移動が同時に起こり人々は自分にとって最適な場所へと移動を始めるだろう。
ただネットによるコミュニケーションがそれらの人々の精神的な支えになる筈だ。

マクロでは上がりミクロでは下がる広告収益

 2000年台の広告収益はほぼグーグルが握ったと言える。アドワーズとアドセンスによってグーグルはネット内の広告を一手に引き受けそれが成長の核となった。ネットフロイドはその波に乗る事が出来た。

しかし、2010年代になり広告収益が社会に周知されるようになってから収益の多様化が始まった。それによって収益狙いのコンテンツが増えだした。外部リンクの検索エンジン向けのSEOがコンテンツ型のSEOを行う事業者が出てきてからその傾向はよりひどくなっている。

 ここの説明は分かる人には分かるのだが、プログラム的にどこかの見出しを拾い出し、自動的にページを作るような連中も出てきている。ただ正攻法のコンテンツで無いといずれは結局淘汰されるようになるだろう。

広告とコンテンツの関係も淘汰が始まる筈だ。
マクロでの広告収益はマスメディアからパーソナルメディアに移る。

 現在のメディア乱立のカオス状態はいずれ収斂されるようになるだろう。
これはテレビでもネットでも同様の事が起きる筈だ。結局ユーザーの為にならないコンテンツは意味がなくなる。このユーザーの為になる=人々の為になる社会の為になるという事なのだがこれが難しい。

 【~のためになる】という事は一体何なのか?
その追求が未来への生き残りには欠かせなくなる。

【~のためになる】という事は時代と共に変化する。
という事は自らも【~のためになる】為に変化し続ける姿勢を持つという事になる。

 メディアも又ネットの登場で大きな岐路に立っている。
信州大の学長がスマホ捨てますか信大生辞めますかと言って話題になった。
この学長は今しか見ていない。その先を見た時にパソコンのリテラシーは必須になる。
それは経験しなければ理解出来ない事に似ている。

 スマホというよりもコンピューティングと人間の関係が変わっているのだ。
この先はもっともっと変わっていく事を思うと、もはや歴史を後戻りする事は出来ない。
それこそスティーブジョブスが世界を変えてしまったからだ。
ならば信州大の学長も是非、世界を変えてあっと言わせて欲しいものだ。

 メディアコンテンツはグーグル騙しや、中小広告会社の違法コンテンツ支援により爆発的に増え始めている。それにより各メディアの広告収益は減り始めている。但し、それらも又水は高いところから低いところに流れるように収まるところに収まる筈だ。

 絶え間ない過渡期の今は又その一時を私達は生きているだけだ。

重要な事業の考え方

 先日、日本の物づくりの番組をTBSでやっていた。
その中で参考になったのはフジフィルムの業態変更だ。
スティーブ・ジョブズの革命はあらゆる産業を壊した。ソニーは直撃を自ら食らったがフジフィルムも同様だ。(スティーブジョブスはiPodのアイデアをソニーに売り込みに行ったが、ソニーは全く意に返さなかった。またジョブスはソニーの盛田氏を尊敬していた)

今はフィルムを使うカメラを買う事は一部マニアを除きほぼ居なくなったと言ってもいいだろう。
今の若い人は商品としての『写ルンです』というカメラとかはほぼ知らないのではないだろうか。
フジフィルムの危機感は相当だったはずだ。
巨艦を方向転換するにはまずは強い意志が無いと出来ない。
やり切る思いと団結。全員がやり切るという強い思い。
それが透けて見える。

フジフィルムは化粧品やディスプレーのフィルム等の切り替えで業態変更を成し得た事は素晴らしい日本人の底力だ。(世界中にこういう企業は存在する。)

ブラザーも今は編み機よりもプリンターの方が有名だろうし、その新たな分野に切り込む事は実は容易では無い。上場企業という資金的基礎条件は違っても、規模が違うだけで中小企業も絶対にやらねばならない事だ。
一つの成功が長続きする事など先ず無い。

 インターネット産業はもう90年台、2000年台の成長は難しいだろう。
勿論、ゲームのヒットやアプリでの流行は起きる。しかし、今後ネットはより社会の中の神経系のような成長をし始めると考えている。その方向に向けネットフロイドは進むべきだと考えている。

アウトソーシングの流れ

 今後は多様化の時代に向かう。
 変化に伴い柔軟性を持たない大組織の生き残りも難しくなるだろう。
そういう意味でもアウトソーシングは加速する筈だ。

 インターネットについても同様で、グーグルの変化に伴いウェブページの制作もかなり難しくなっている。
ページ制作というよりも仕組みをどう組み込むかが重要で有り、この分野もかなりの知見が必要になる。

ネットフロイドの強みはその分野でも活かせるはずだ。
再度、時代が動き始めている。今年はどんな動きになるか目が話せない。

上を向いて

ネットフロイド株式会社