楽天がやらせ会社を訴えた件

 楽天に11万件のヤラセ記事を書き込んだ会社が楽天から訴えられた件を受けて

>>link:楽天のステマやヤラセで被害を受けているのは消費者や善良な店舗だという視点が抜けている裁判More Access! More Fun!

 実は私達はかなり長い間口コミに対して慎重な姿勢をとっていたし、今でもかなり慎重に対応している。
この事はオリジナルなコンテンツの問題も絡むし、SEO的に有利なのは分かっているのだが問題がかなり起きる。

1:事業者のマイナス評価は相手の経営根幹に関わる
2:価値判断は極めてプライベート
3:その時の価値判断がずっと後まで影響する
4:匿名の投稿はその根拠が完全に不明
5:やらせが蔓延する
6:敵対事業者が競争相手を蹴落とせる
7:そもそも口コミは批判的なものの方が多いが事実関係が全く不明確

あげればきりなく出てくる。

 特に最近(2015年3月23日現在)はSEOがコンテンツマーケティングという手法を取るようになってからオリジナルの記事を求められるようになりやらせの記事がネット内に蔓延しだしている。実は某有名口コミサイトは大量の書き込み故にアクセス数を稼いでいたという側面もある。

 これはグーグルも大変だ。

 グーグルのシグナルに対して雪崩をうってSEO会社がグーグルの施策に合わせた方策を取る。
最近はまさに右へ左へとひどい状況。。。

 大量のヤラセ記事を生む事でサイトのオリジナリティを高める手法が一気に表面化しだしている。グーグルはこういった手法に対してのアルゴリズムを再開発するというイタチごっこになるのか。逆にそれが人工知能の為には有益なのか。。。みたいな話になる。

 ウェブ関連の展示会に出展するSEO事業者達も今は記事を書くSEOにシフトしていて、それらは大体1記事幾らで書かせるスタイルを取っている。

 SEO会社はブースも大きく話を聞く人々も多い。

 特に最近医療関連のウェブページは医療が高額の広告費を出す事が可能な為にひどい誘導コンテンツが上位に来だしているので完全に医療広告ガイドライン違反(医療法)スレスレになるサイトをいくつも見つけた。

 問題は表現の自由が優先されるのか、その該当法律が優先されるのか、またはグーグルのウェブマスターガイドライン違反になるのか、それらがまだ不明確なところにある。

LINK:>>食べログの削除要求を棄却
IT mediaニュース参照(まだ地裁レベルで控訴するのでしょうか。確定なのでしょうか。)

 果たしてやらせをどう捉えるのか。

 そもそも私達の生きている周りはやらせが蔓延していて、それをどう捉えるのか理解が出来ない。

だからより慎重になる。

ネットの収益化の為のコンテンツ制作

  これは収益化も関係している。
いわゆるリスティング広告はオーバーチュアを筆頭にアドセンスが市場を席巻し、その後アフェリエイトが出だしてから様々なリアルタイム入札の仕組みが出てきてそれこそ今は沢山の広告会社がコンテンツの内部に埋め込まれるようになっている。

 グーグルのアドセンスはポリシーが厳しく、スポンサーを守るという事が第一義になっているが、そうでない会社がこれまた多い。
某掲示板系のコピーを大量に使うコンテンツや著作権を無視するようなコンテンツでも広告を配信している。
結局、ヤラセ記事でもなんでも記事で有れば良いという風潮に現在なりかけているのでこれは大問題になると思っている。

やらせ記事や、やらせコンテンツが蔓延しだすとネット内の信用が問題になる。

なので口コミに関して慎重な姿勢をずっと持っていたし、今でも慎重に進めようとしている。

  やらせは麻薬やニコチンのようなものになる。
一度手を出すと辞められなくなり、感覚も麻痺しだす。
そういった手法で会社を伸ばすのは果たして適切なのだろうか。。。。

 会社の経営はデリケートなものだ。
法規、信用、約束、協調、様々な要因が影響する。
目のつけどころがシャープでしょと一斉を風靡したシャープが3000億の赤字。一時日本メーカーを足蹴にしていたサムスンもまた成長が終わり、アップルに差を付けられた。

 市場内で確実にニーズを抑えた製品とサービスを持つこと事を絶対的に目指すべき事で、一時の流行や施策に踊らされ会社経営をするのは運に未来を委ねるようなものになる。ただでさえ会社経営は様々な外部環境の影響を受けるのにだ。

 会社経営で一番の問題になるのは『見栄とエゴ』だ。
会社を大きく見せたいとか、安定しているように見せたいとか。
社会体裁を保とうとするそんな経営はもう終わりに近い。

 やらせは楽天を利用しているだけでは無い。

天使と悪魔の心の戦い

 やらせは天使と悪魔に似ている。
これはオレオレ詐欺の実行犯のように演技をしてでも金を取るというまさに悪魔の心を持って相手を騙しに掛かるのと似ている。

 ウェブのプロならばどうすれば検索エンジンがどういったページを優先するか絶えず研究している。
ネットはフリーのサービスがかなりあるのでそれらに自動処理化したプログラムを使い、顧客のサイトに向けた仕掛けを実行する。

 内情を知らない顧客は順位が上がった、下がったのみでしか判断出来ない。
ここで実際の手口は書かないが、実情は様々なフリーのブックマークやらまとめやら掲示板やら沢山持っているドメインやらを利用し顧客のサイトを検索上位に持っていく。

 その中にやらせが確実に存在している。

 ただ、やらせが厄介なのはどこまでがやらせかが明確に出来ないところがある。

 テレビのテレビショッピングで商品の良さを連呼するのは?
テレビのお笑い番組の後ろで『え~~~!』『ウワア』とか笑い屋の笑い声は?
最近は番組内に該当局のドラマの出演者を出させ番組内で宣伝するのは?

 それこそ色々な宣伝は、その商品を売るための手法になるので宣伝自体がやらせ行為に近い事になる。

 その線引きをどう捉えるのかが大変難しい。

ただし結局最後にやらせは自らの首を絞める

 ただ、結局、やらせは化けの皮がいつか剥がれる。
大量のやらせは文面を見ていればこれはやらせというのが分かるし、
そもそも相対的に沢山の記述をされているところは不自然に投稿が多いとか、
文面が似ているとか、実際に利用してみて全然口コミとは違うという事が出てくる。

 それらがバレた時にその該当会社は一気に信用を失う。

  とどの詰まり、『優れた製品とサービス』を市場に誠意を持って伝えるという事をしている事業者には勝てない。

という事になる。

 どんなにやらせで『美味しい』と書き込ませても、実際に食べて美味しくなければ人はそこには行かない。
 一期一会を大事に顧客との関係を築くところはそもそもやらせなどしない。

そういう事だと思う。結局、そこに考えは行き着いている。

以前突き止めた悪徳SEO会社の末路

 
 もうかなり以前の話なので経験談を少し公開しよう。

 某SEO会社に攻撃を仕掛けられた事が有りその手口を調べあげた事がある。で、様々な情報を集めた中、誰が仕掛けているかついに突き止めた。

 その社長はご丁寧に、某インタービュー雑誌を利用し、小柳◯ミ子にインタービューを受けていた。
こちらでそいつの所在を探しているのを察したのか、そいつはウェブ上に自身の情報を消し始めた。記事を書いた会社に差止を依頼したのだろう。毎日、そいつの痕跡が消え始めた。サスペンスドラマのような展開が起きある意味スリリングな出来事だったが、詳細は遠慮する。

 これは完全にドラマにはなる。悪徳SEO会社の社長とそれを追い詰めるストーリーww。

最後には思ってもみなかった展開。

そいつは脱税で大々的に新聞に取り上げられて捕まった。(2011年の記事はいまだに結構な数がある。)

 中国を利用したSEO会社だったが大大的に新聞報道されその会社は脱税金を払い、その後、自身の名前は伏せて別会社を立ちあげている。まあこの手の連中は懲りない。ある意味肝っ玉が座っているので良いことに向けばねえと思う。

 結局、やらせで大量の書き込みを色々な場所にする事の末路も同様になるだろう。
そんな為に生きるのは虚しすぎる。

消費者庁のチェック

 結局、それらも全て法律が基準になる。
なのでたまには消費者庁のサイトを見て、どういうトラブルがあるのかをチェックする事はある意味目が鱗になる時もあるので、お薦めします。

 但し、事業者は消費者ではありません!

ここをご存知無い方も多いので言っておきます。事業者同志の取引きは消費者保護法の外側の存在ですのでより注意が必要になります。

(資料)
消費者庁